熱重量示差熱分析装置 (TG-DTA)

装置概要

熱重量示差熱分析装置(TG-DTA)はプログラムされた通りに試料に温度変化を与え、そのときの熱挙動を調べる装置です。温度変化に伴う測定試料と基準試料の間の温度差および重量差を、時間または温度に対してプロットします。

類似の装置に示差走査熱量計(DSC)があり、こちらの方が感度が高いという特徴はありますが、TG-DTAは重量変化を測定可能であり、また燃焼、蒸発、酸化なども含んだより幅広い物理・化学的変化を測定可能です。DSCの前の予備測定としてもご利用ください。

メーカーリガク
機種名TG-DTA8122
測定可能温度範囲常温~1000℃ (※1)
測定雰囲気空気、窒素 (※2)
設置年度

2019年度

設置場所

新館 301号室

利用について

測定条件

※1 装置としては1500℃まで測定可能です。1000℃以上の高温で測定したい方はご相談ください。

※2 ガスボンベ等を自身で持ち込む場合は変更可能です。ご相談ください。

温度校正

測定した生データは温度校正をしていませんので、必要なら解析時に校正ファイルを適用して温度校正をしてください。

センターで作成した校正ファイルがありますが、その適用の可否、適用した結果も含め、すべて測定者の責任としてください。自分自身で校正を行いたい場合(校正ファイルを作成したい場合)は、校正用の試料を差し上げますのでご相談ください。

学外利用

本装置は他大学・公的研究機関による利用が可能です。